【今朝散歩:いつもの桜の木が紅葉して、葉っぱがどんどん落ちています。
季節の移り変わりを感じて、つい、ぼ〜っと葉っぱを眺めてしまいます】
「アレルギー」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
それは、大抵、即時型フードアレルギーでしょう。
即時型フードアレルギーはIgE抗体が関与しています。
アレルゲンは卵、そば、小麦、甲殻類、ピーナッツなどが多いです。
食べものを摂取後、短時間で出現するので、原因がわかりやすい特徴があります。
主な症状は、呼吸困難、アナフィラキシー、かゆみ、じんましん、腹痛、下痢などです。
即時型フードアレルギーに対して、遅発型フードアレルギーというものがあります。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんね。
遅発型フードアレルギーは、IgG抗体またはIgA抗体が関与しています。
アレルゲンは卵・乳製品に多く、好物で毎日食べているものがアレルゲンになることが多いです。
食べものを摂取後、出現まで数時間、数日かかることもあります。だから、原因を特定しにくいです。
主な症状は、全身疲労感、頭痛、めまい、下痢、アトピー、ぜんそく、無気力、イライラ、集中力低下、花粉症、にきび、肌荒れなど、多彩で慢性のものが多いのでアレルギーだとは気づかないことが多く、『なんとなく体調が悪い』と感じることが大きな特徴です。
いろいろ健康に気を使っているのに、なかなか体調が良くならない場合、もしかすると遅発型フードアレルギーの影響があるかもしれません。
遅延型フードアレルギーの検査は保険適応では行っていないので、検査できる医療機関が限られ、お高いです。少量の血液を採取してアメリカに送り、約120種類の食物について調べられます。
もし、遅発型フードアレルギーの原因が特定できたら、その食べものを一定期間食べないようにして症状の変化を見ます。原因になる食べものを食べない、というだけでは栄養バランスが崩れるので、それを補うものを摂り入れながら食事を見直すことが必要です。
すぐに症状が変化する場合もありますが、3ヶ月〜6ヶ月くらいかかる場合もあります。この期間を長いと感じるかもしれません、症状が治まったら、少しずつまた食べられるようになります。遅発型フードアレルギーのアレルゲンを一生食べられなくなるわけではありません。
なんだかわかりにくくてやっかいですが、遅発型フードアレルギーという存在だけでも知っておくと、原因不明だと思っていた症状が実は食べものが原因かもしれないと気付けることもあるかもしれません。
遅延型フードアレルギーの検査を受けないとしても(私は受けていません)、毎日の食事を無意識に食べるのではなく、自分にあっているかどうかを意識してみることが大切です。
今の時代は、アプリで食事記録をすると栄養バランスをチェックしてくれるので、そういうツールを利用して、1ヶ月くらい自分の食生活を確認してみませんか?
新しい発見があったり、チャレンジできることが見えてくるかもしれません。
自分の身体のために、自分でできることはいろいろあります。
ずっと元気で楽しく過ごすために、食事を見つめ直してみることをオススメします😊
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