私の30代はほとんど自分の腎臓の悪性腫瘍との共存で、しんどいことばかりでした。
同じ状況の人もいなくて、誰かと話すほどに孤独を感じていました。
気持ちも過敏になっていて、なんとか自分を励ます言葉たちを見つけては、手帳に書いていました。
こちらの「神の配慮」という詩を、なにかで読んでハッとしました。
ハッとしたんだけど、「こんなことってあるのかよう」と、やりきれない思いもありました。
「弱さ」と「病弱」と「貧困」しかなかった私は、これが自分に必要なもので、すばらしく完璧な神の配慮だとしたら、つらすぎると思ったものです。
それでも、泣きながら、祈るような思いで手帳に書き写しました。
どうやら「グリフィンの祈り / 作者不詳(無名の兵士が書いたと言われています)」という有名な詩に似ていますが、ちょっと訳し方が違ったり、1文が抜けていたりします。でも、この詩こそが、その当時の私に必要な言葉だったのでしょうね。
神の配慮
大きなことをなしとげるために 力を与えてほしいと神に求めた。
すると、謙虚さを学ぶようにと 弱さを授かった。より偉大なことができるようにと 頑健な身体を求めた。
すると、より深く自分を見るようにと 病弱を与えられた。豊かに、安楽に暮らしたいと 富を求めた。
すると、賢明であるようにと 貧困を授かった。求めたものは言葉通りには与えられなかったが
僕の成長にとって そのつど 一番必要なものが与えられたのだった。神の配慮は すばらしく完璧だった。
作者不明
この詩を知ってから、かれこれ20年程経ちました。
今は、この詩の通りだったなぁと実感しています。
それまで当たり前に食べていたものを見直し、まわりとは違っていても、自分の身体に合ったものを選んで食べ続けています。
旬のもの、体調をサポートしてくれるもの、消化に負担のかかりにくいもの、心の状態から足りない栄養を補給するなどなど、食べものが自分の身体を変えてくれました。
お惣菜や身体に負担をかけるような食品添加物は、食べると「おや?」と感じるようになり、なるべく食べなくなりました。それまでは平気で食べていたのに、違いがわかる舌になっていったのでしょう。
旬の素材は値段もやさしく、調理方法を工夫して楽しんだり、たくさん作っておすそ分けしたり。
自分で作ったものは、そんなにたいしたものは作っていないはずなのに、しみじみ「おいしいなぁ〜」と感じます。毎回飽きずに「おいしいなぁ〜」と食べていられるのはなんでしょうね。不思議です。
マックもケンタッキーもミスドもとっくにお別れました。元々好きだったから何度かチャレンジしたのですが、その度に「もうお別れだね…」と感じて、やめました。
ミスドのチョコファッションが好きだったので残念だったのですが、ネットで調べたら、かなり似たものを自分で作れることがわかりました。国産小麦粉やきび砂糖を使って自分で作ったら、それで満足できました!自分で好きな時に好きな素材で好きなだけ作れるのは、楽しいし強い💪✨(今はあまり小麦粉やきび砂糖も摂らなくなりましたけど)
シンプルな素材を食べていると、身体もシンプルに反応するようになりました。
合わないものを食べると、すぐに排泄されます。えらい。
自分で作るって、はじめのうちは難しく感じていても、やがて慣れていきます。慣れると簡単に感じるし、アレンジさえできるようになります。
そうこうしているうちに、自分の体調を観察して、いくつかの対策を立てられるようになります。
人それぞれライフスタイルが違うから、その人に合った方法があるものです。
不調がずっと続くなら、ライフスタイルの中でなにかを変えるといいですよ〜というサインです。
不調は、今の自分に無理していることがあるということを、身体が教えてくれているのです。
そのサインを無視して突っ走り続けたら、「この程度じゃわからないか〜」と、もっと大きな不調になって知らせてくれようとします。
だから、薬などで不調を押さえたまま、ライフスタイルを何も変えないままだと、やっぱり違う形で不調が現れるのです。
不調を感じたら、それは「もっと自分らしく快適に生きることができるように」と身体が教えてくれているんだ。
私は自分の経験から、そう思うようになりました。
なるほど、「神の配慮」という詩で伝えてくれていたことはそういうことですね。
すばらしく完璧です。
こんなことを知るために、私は苦しみを味わうことが必要でした。
まわりにとっては当たり前にある普通の生活。そんなささやかなことが叶わず、絶望と無力感だけの日々。
その経験があったからこそ、やさしさや思いやりや本当に大切にしたいことを見つけ出すことができるようになりました。毎日、ささやかな幸せを味わい、うれしいなあ、楽しいなあ、しあわせだなあと感じています。
だからといって、大変なことが無いわけではありません😌私にとって難しいことはたくさんあります。でも、それにチャレンジすることが、楽しいです。
相変わらずうまくやれないことはたくさんあるんだけど、たくさんやろうとしなくなりました。手に届く範囲を大切にしながら、もっとやれることを少しずつ増やしていく。まわりはもっともっとやれるでしょうけれど、それをやれない私がダメだということにはなりません。
自分のペースでいいから、自分なりに精一杯生きる。生きている今を、大切に味わう。この世は美しいものに溢れていることをしみじみ感じながら、喜びを味わい、生きる。
以前の自分のような方がいたら、私のできることでなにかチカラになることがあったら、お伝えする。
自分にできることはやって、できないことはやってもらって、補い合って、笑い合う。
そんなふうにして、やさしい世界が広がったらいいなあ。
こんなことを思いながら、ふゆあ製品を作っています。ふゆあを通じて元気になる方が増えたらうれしいです。
いつの日か、元気になった方々と楽しいイベントなどしておいしいものを食べたり飲んだりしながら笑いあいたいですね😊
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ふゆあ製品はひとつひとつ大切に、心をこめて作っております。
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